新編・伊勢物語 第1768段 亡き弟を偲びて 星原二郎第1768段 亡き弟を偲びて 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和3年2月3日 その男の弟の65歳の誕生日なり。 その弟は生後数日にて夭折したれど 三男なれば「三男(みつお)」との名前にて 葬儀も執り行はれしとぞ聞き及びゐたりて 歌を 如何ならむ 仕事に就きて 暮らししか 数日の生の 弟(おと)のたられば と詠み 生きていたら… 結婚すれば… などなど短き人生を偲び 冥福を祈り酒を酌み交はつもりにて 杯を捧げけり。