新編・伊勢物語 第1763段 コロナウイルス奴 星原二郎第1763段 コロナウイルス奴 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和3年1月の下旬 連日の感染者の報道に いささかうんざりして 歌を 囚人と さして変はらぬ 日日なりき コロナウイルス奴(め) 衰へみせぬ と詠み、四句目は八音にて一字の字余りなれども 敬称とは逆の蔑称の奴(め)を付けて 怒りを表しけり。