新編・伊勢物語 第1757段 人界より天上界へ行きて 星原二郎第1757段 人界より天上界へ行きて 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和3年1月の下旬となりて コロナ禍に籠る日の続きたれば ストレスの溜まりたれば 歌を 人界に ありて久しく 厭(あ)きたれば 天上界へ 行きて遊ばな と詠み 天上界へは行きはよいよい 帰りは怖い‥どころか帰ってくることの 出来る保証のなければ行く事に 二の足を踏みけり。