第1736段 歌心の湧かざる日は
昔、男ありけり。今も男あり。
その男令和二年十月二十五日
伊予の国は松山にての
第38回子規顕彰 全国短歌大会に
まう一首 次の歌
歌ごころ 湧かざる日日は 寂しもよ
旅に出でたしと しみじみ思ふ
を投稿し吉報を待ちけり。
歌の心は毎日の平凡なる日々の続けば
如何ともしがたく、旅に出でたしと願へども
コロナ禍なれば思ふに任せず
悶々の日日を送るたる折の作なり。
而して、この歌も選者の眼鏡に適はざれば
入選歌集に載ること叶はざりけり。
無念なり。