第1722段 藤井聡太二冠を讃ふ歌 其の拾壱
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和2年12月15日付けの
立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』271号に
【藤井聡太二冠を讃ふ歌】と題し
連作15首を発表し
評価を世に問ひけり。
その11首めの作は
勝負への 集中力は 桁外れ
棋盤離れれば おつとりとして
この作は彼の勝負時の気持ちのオンとオフの
切り替への見事さを詠みたるものなり。
それは目付きの鋭さと
勝負を離れたる時の違ひに表れゐると覚えての作なり。