新編・伊勢物語 第1660段 来ぬひとを待つ俳句 星原二郎第1660段 来ぬひとを待つ俳句 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和2年10月11日の 陸奥の国は多賀城市にて開催の 第27回 「壺の碑」全国俳句大会に 更にまう一句次の作も 来ぬひとを 待ち続けるか 寒椿 事前に投稿し吉報を待ちけり。 然れども、例の新型コロナウイルの 感染拡大防止の観点から中止となり この作も日の目を見る事なく 悔しき思ひを更に深くいだきけり。 句の意は寒椿は暗喩にて 孤閨を守る女人の心を詠みたる作なり。