新編・伊勢物語 第1608段 久々の固定電話の着信 星原二郎 | isemonogatari2のブログ

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第1608段 久々の固定電話の着信

 

昔、男ありけり。今も男あり。

その男 令和2年8月の或る日

その男の住む愛知県も新型コロナウイルスの

第二波の感染拡大、収まらざれば

ステイホームを続けければ

珍しく固定電話に着信有りければ

出でて対応ののち

歌を

 

遁世の 如き日日にて 久々の

 電話に出れば 勧誘なりき

 

と詠みけり。

勧誘の電話の具体的なる内容は

今回は不用品の買い取りにて

自宅まで伺ふとのこと

されば、不要不急の外出にあらざれど…

ほぼ不要に近き老体一躯を

引き取り願ふ とぞ伝へけり。

その後の結末は推して知るべし。