第千五百九十七段 不要不急の生活
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和二年八月二日
刈谷市は東刈谷市民センターにて毎月開催の
千草会短歌会の月例歌会に
次の歌
生活は 不要不急の ことばかり
自粛を要請 されても困る
を事前に提出し臨みけり。
歌の心は勿論、新型コロナウイルの
事実上の第二波の感染拡大を踏まへての作なり。
松尾芭蕉翁のいふ
「俳句は夏炉冬扇」の如き生活にして
生存権を奪はれかねない状況を危惧せし内容なり。
而して歌会での評価は「叙情性に乏しい」等の
意見もあり得点は伸びねども
これまた一首と宜ひけり。