第千五百九十三段 肘折の名水
昔、男ありけり。今も男あり。
その男 令和二年七月下旬
みちのくは出羽の国の肘折温泉へと行き
「つたや肘折ホテル」に宿を取りけり。
自慢の温泉を楽しみ
湯上りに水分補給をして
歌を
湯上りに 飲む一杯の 玲瓏の
真清水うまし うまさ格別
と詠み 其の男 全国の名水といはれる
各地の飲み比べ来ししかど
此処 肘折温泉の水は 数ある名水の中でも
トップ3にランクインする名水と褒め讃へけり。
而して其の男いふ名水の全国のトップ10はといへば
差し障りありとぞ覚えしかば公表を
あへて控へけり。