第千五百七十九段 藤井脳は砂が水を吸ふ如く成長
昔、男ありけり。今も男あり。
その男 令和二年七月十六日
将棋の第91期棋聖戦五番勝負の
棋聖の渡辺明九段対藤井聡太七段の戦ふ
四戦目をライブ観戦し
新棋聖誕生の瞬間を見届け
歌を
藤井脳 砂が水を吸ふ如く わが脳は
笊に水を汲む如く 霄壤(しょうじょう)の差ぞ
と詠み 若干17歳での新棋聖の誕生を
祝福し拍手喝采を送りけり。
※霄壤とは月鼈の違い、雲泥の差などと同じ
意味合ひにて俗にいふ天と地の違ひのことなり。
間もなく18歳の誕生日を迎へる藤井棋聖と
齢68歳を超へ認知症、痴呆症、アルツハイマーの
複合型の進行しつつあるその男との頭脳の比較など
ナンセンスそのものとぞ覚えけり。