新編・伊勢物語 第千四百五十八段 コロナウイルスに怯える歌 星原二郎第千四百五十八段 コロナウイルスに怯える歌 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和二年二月二十九日 連日のコロナウイルスの拡散のニュース番組を見て 肉眼に コロナウイルス 見えざれば 戦戦兢兢 家に籠らふ と詠み 北海道にあらねども 知事の言ふ事もっともなりと肯ひ 斯くまでに騒ぎが大きくなるとは 想定外の事にて、自分の予測の甘さを恥けり。