新編・伊勢物語 第千三百四十六段 柿食へば浮かぶ正岡子規の 星原二郎第千三百四十六段 柿食へば浮かぶ正岡子規の 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和元年十一月に入り 好む果物である柿を食べ 歌を 柿食へば 正岡子規の かの俳句 横顔ともに たびごと浮かぶ と詠みけり。 かの俳句とは勿論、正岡子規先生の代表的な 作である「柿食へば 鐘が鳴るなり 法隆寺」