第千三百十七段 全国短歌フォーラムin塩尻 題詠
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和元年九月二十一日
信州は塩尻市にて開催の
「第三十三回全国短歌フォーラムin塩尻」
に題詠「駅」の部に次の作品を事前に投稿し臨みけり。
東京の 駅に降り立つ 十七歳
わが青春は 彼の日はじまる
を事前に投稿し臨みけり。
しかして短歌フォーラムにては
題詠の部にても入選の栄誉に浴することなく
無念の思ひをいだきけり。
歌の心は約半世紀前
生まれて初めて東京へと行きたる日の
想ひ出なり。