新編・伊勢物語 第千三百六段 大和し美し 四万温泉編 星原二郎第千三百六段 大和し美し 四万温泉編 昔、男ありけり。今も男あり。 その男令和元年九月 その男令和元年九月十五日発行の 立春知立短歌会の季刊誌の第268号に連作の 『大和し美(うるは)し』の四万温泉編は 川沿ひの 露天のいで湯 滔滔と 溢れ流れて 四万の湯美し 上州の四万温泉はその男の 気に入りの温泉地のひとつにして 四万川沿ひのいで湯は 名前の由来である四万の病に薬効ありといふを 諾ひての作なり。