新編・伊勢物語 第千二百八十段 至福のひと時 星原二郎第千二百八十段 至福のひと時 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和元年八月の或る日 暑き日の続けばエアコンを効かせたる自宅に 籠りがちにして 歌を 歌の勉強 今日はここまで ノート閉ぢ 酒の肴の 干物を炙る と詠み 日暮れ前より 冷えたるビールを飲み 其の日の気分により冷酒、ワイン、焼酎などなどを飲み 至福の時を過ごしけり。