新編・伊勢物語 第千二百三十九段 参議院選挙の各党の演説 星原二郎第千二百三十九段 参議院選挙の各党の演説 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和元年七月中旬 参議院選挙の各党の演説を聞き 歌を 綺麗ごと 並べて言へど 我が胸に 空空(そらぞら)しくも 響く演説 と詠み どの党と云ふに非ず どの党も他の党の政策を非難し 我が党のみが国民の意に沿ふ政策を実現 と宣(のたま)へども裏切られ続け来ししかば 信じられず諦めの心情が投票率の低きに 現れゐるとぞ覚ゆ。