第千二百三十六段 宰相を選りたるは誰
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和元年七月六日
刈谷市は東刈谷市民センターにて毎月開催の
千草会短歌会の月例歌会に
次の歌
天の声 沖縄の声 海の声
聞かぬ宰相 選りたるは誰
を事前に提出し臨みけり。
歌の心は総理に対する個人的なる
感想なり。
而して、その男の歌の師匠からは
「歌は政治や道徳をあげつらふものでは非ず」
との教えを受けゐれども
政治も歌の世界から排除することは
歌の持つ世界を狭める事に繋がるとの
考へに基づき生まれたる作なり。
歌会での評価はは珍しく
多くの賛同を得て暫し歌会の席が
選挙中の参議院選挙をはじめ
政治議論の場となりけり。