第千二百三十四段 大谷翔平、ベンチスタート
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和元年七月三日
メジャーリーグにて活躍中の
大谷翔平の対レンジャーズ戦を観戦のため
テレビのスイッチを入れけり。
されども、今日のゲームは左腕投手が先発なれば
先発出場メンバーからは外れたれば
歌を
今日はわが 大谷翔平 ベンチスタート
たかが野球ぞ されど野球か
と詠み 代打にての登場を待ちけり。
而して、代打にての左翼への
豪快なるホームランを望みけり。
下の句、言い古されたる慣用句にて
業界用語にていふところの
「手垢の付きたる言葉」にて
安易なりとぞ覚ゆ。
われながらいささか恥づかし。