新編・伊勢物語 第千二百十六段 和倉温泉の温泉宿「加賀屋」の翌朝 星原二郎第千二百十六段 和倉温泉の温泉宿「加賀屋」の翌朝 昔、男ありけり。今も男あり。 その男 令和元年六月四日 糸魚川の亡き友の供養墓参の翌日 女性同級生の希望により 能登の国は和倉温泉の温泉宿「加賀屋」にて 泊まり其の翌朝 目覚めて歌を 七尾湾に 朝日かがやく 加賀屋なれ 窓よりの眺めも 一流なりき と詠み 波穏やかなる初夏の内海を眺め続けけり。