新編・伊勢物語 第千二百十二段 777のメーター 星原二郎第千二百十二段 777のメーター 昔、男ありけり。今も男あり。 その男 令和元年六月二日 刈谷市東市民センターにて開催の 千草会の月例歌会を終へ 自宅マンションに戻り 車庫へマイカーを入れ キィーを抜く折 何気なくメーターを見遣りて 歌を 車より 降むとする時 メーターに ⑦⑦⑦が並べり 吉事(よごと)あらむか と詠み 翌日からの旅行に先立ち 吉兆なる事 この上なしと喜びけり。