新編・伊勢物語 第千二百十段 知立駅前の女神像 星原二郎第千二百十段 知立駅前の女神像 昔、男ありけり。今も男あり。 その男 令和元年六月に入り 知立駅前にある噴水広場の女神像を見遣りて 歌を 駅前の 乳房豊けき 女神像 夏は眩しく 仰ぎ見るかも と詠み 豊穣のシンボルのヴィーナス像に あらぬ妄想をいだきけり。