新編・伊勢物語 第千百七十八段 歌のいのちとは 星原二郎第千百七十八段 歌のいのちとは 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、平成三十一年四月二十九日 三河の国は蒲郡での第34回蒲俊成短歌大会に参加し 中部日本歌人会委員長の鈴木竹志氏の 記念講演【歌のいのち】を拝聴し その内容に共感を覚え 歌を わが歌の 歌のいのちを 守るため 今日の思ひの 歌うまれ来よ と詠み 【歌のいのち】とは何かを その男なりに考へ 歌は歌はれ続けてゆく事に いのちが宿るとの講師の結論を肯ひけり。