新編・伊勢物語 第千百六十五段 辞任の大臣 星原二郎第千百六十五段 辞任の大臣 昔、男ありけり。今も男あり。 その男平成三十一年四月中旬 自民党の塚田一郎・国土交通副大臣の辞任 更に桜田義孝五輪担当大臣の辞任の 原因となりたる発言に怒りを覚え 歌を ひと言の 失言ありて 辞任する 大臣(おとど)選びたる 者を問ふべし と詠み、任命者である総理の責任の追求の必要性を 思へども無力なる野党も情けなしとぞ呆れけり。