第千百四十三段 縄文の竪穴住居の囲炉裏火を囲み
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、平成三十一年三月二十三日の
NPO法人 日本詩歌句協会が主催の
第十三回中部大会の短歌部会に
次の作品
縄文の 竪穴住居の 囲炉裏火を
囲み語りて 腰が上がらぬ
を事前に提出し臨みけり。
而して、此の作、入賞はおろか佳作すら入ること
叶はず悔しき思いをいだきけり。
歌の心はその男、かって訪ねたる
越後の国のとある縄文時代の遺跡での
出来事にして同好の士にて囲炉裏火を囲みての
縄文談議に花を咲かせし時の作なり。