第千百七段 敷島の道を
昔、男ありけり。今も男あり。
その男平成三十一年一月十日
刈谷市は東刈谷市民センターにて毎月開催の
千草会短歌会の月例歌会に
二首目として次の歌
猪の 脇目も振らず 敷島の
道進みゆく 此の年であれ
も事前に提出し初参加し
評価を問ひけり。
この歌の心は新年の抱負を述べる歌にして
かかる歌の場合も類型的なる事を厭はず
否 むしろ伝統的な詠みこそ
懐かしくして佳きとぞ覚ゆ。
初句及び二句目までは序言葉にして
今年の干支である猪を頭に置きて
その男の決意表明なり。
而して歌会での評価はまづまづ
内容も理解していただき
満足感を覚えけり。