新編・伊勢物語 第千九十段 日本酒の味の違ひ 星原二郎第千九十段 日本酒の味の違ひ 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、平成三十年一月の下旬 普段からの飲酒の習慣を思ひを 歌に作りて曰く やうやうに この歳となり それぞれの 酒の味の違ひ 少し解しぬ 酒だけにひとくちに日本酒といへども 味は実に多種多様にて 甘口、辛口、のみならず 地域によりて微妙なる違ひ有れば 縁寿の祝ひを超えたる今 酒を味はひ楽しむ事も 人生の喜びの一つとぞ覚えける。