新編・伊勢物語 第千八十八段 凍らざる清水の如きひと 星原二郎第千八十八段 凍らざる清水の如きひと 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、平成三十年一月の下旬 大寒なれば その男の懸想人の 印象を歌に 真冬なれ 氷らざりける 真清水の 泉の如き 女(ひと)なりしかな と詠み 贈りけり。