新編・伊勢物語 第千五十八段 縄文時代の馬高遺跡 星原二郎第千五十八段 縄文時代の馬高遺跡 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、平成三十年の初冬 越後の国は長岡市にある縄文時代の 馬高遺跡へと火焔土器の取材へと行きけり。 行きて歌を 縄文の 古代に心 遊ばせて 何ぞ楽しき 馬高遺跡 と詠み この越後の国は信濃川流域のみ 発掘される火焔土器の制作の謎 及び使用方法の謎の解明に挑みつつ 縄文の人々との時空を超えての 心の交流を楽しみけり。