第千段 人生の岐路あやまたば
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、平成三十年九月二十九日
信州は塩尻市にて開催の
第三十二回 全国短歌フォーラム塩尻の
題詠「テレビ」の部に作品
人生の 岐路あやまたば この事件
この俺かとも テレビを見入る
を事前に投稿に大会に臨みけり。
しかして、全国短歌フォーラム塩尻での
結果はこの作品も入選二十数首の内に選ばれず
悔しき思ひをいだきけり。
蛇足なれども、歌を詠み初めてより約四十年
今まで自分の事は《われ》、《わ》、《あ》、
《吾》、《我》、《自》、《自》、《己》、
《私》、《私》、《おいどん》、《自分》、
《吾が輩》、《麻呂》、などなど
使い分けてきししかど《俺》は初めてなり。
選者に阿りての事なれば
些か情けなき事とぞ覚ゆ。
しかして作品の中の【この事件】とは
如何なる事件かと申せば
この件も情けなき次第にて
具体的なる事はお許し願ひ申し上げる。