第九百九十二段 連作・釈迦十大弟子の阿難陀の柵
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、平成三十年九月十五日発行の
立春短歌会の季刊誌「立春264号」に
『釈迦十大弟子』を発表し
評価を世に問ひけり。
第十一首目は阿難陀の柵にて
師に従ひ 共にせし日日 ながくして
「如是我聞」より 始まる仏典(阿難陀の柵)
阿難陀は出家以来 釈迦の身近にゐて献身的に仕へ
あらゆる説法を聞く機会の恵まれ
釈迦入滅後に開かれた経典編纂会議において
釈迦の教へを暗誦し後の経典の基礎を
つくりたる者なり。