第九百七十九段 「命に別状無し」の慣用句の歌
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、平成三十年九月十五日
刈谷市の文化協会の短歌部会の
定例歌会に
ニュースにて 事故の被害者 「命に別状
有り‥」を未だに 一度も聞かざる
を事前に提出し臨みけり。
歌の心は少々 ひねくれもの発想なれども
慣用句として多く事故の際の被害者は
「命に別条は無い‥」はよく聞けども
その逆は聞かざればの発想なり。
しかして歌会での評価は
会員の共感を得ること能はず
低き得点に留まりけり。