第九百三十五段 大餡巻を携へて
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、平成三十年七月
親しき友を訪ねて尾張の国は
春日井市へと行きけり。
その友、左党のみならず 甘き物も好みなれば
知立名物の大餡巻を携へて
歌を
友が好む 大餡巻を 携へて
久々に行く 何より語らむ
と詠み行きけり。
而して「朋有リ 遠方ヨリ来タル 亦楽シカラズヤ」
の心境にて、国家を論じ 政治を語り
大谷翔平の二刀流の今後を述べ合ひ
暑き季節柄なれば、涼しき部屋にて
熱き心の思ひの丈を言い合ひけり。