新編・伊勢物語 第九百三十三段 猛暑の原因の句 星原二郎第九百三十三段 猛暑の原因の句 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、平成三十年七月 連日の猛暑続きに 歌ではなく俳句 浮かびくれば 炎帝の 怒り凄まじ きのふけふ とひねりけり。 炎帝とは、夏を司る神のことにて 人間界に対して強き怒りあらばの暑さと 覚ゆればの発想にて 其の怒りの原因と宥めるべき手立てを 思ひめぐらしけり。