新編・伊勢物語 第九百四段 知立駅前のビルの愛称 その参 星原二郎九百四段 知立駅前のビルの愛称 その参 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、平成三十年の春 知立駅前に建設中の21階建てのビルが 愛称を募集中に目がとまり その賞金を狙ひ 愛称を 「フレンドリー知立」が よからむと思ひ 愛称の理由・説明の欄に 歌を 駅前の 高く美しき ビルなれば 「フレンドリー知立」 市民に愛されむ を付けて、応募し結果発表の日を待ちけり。 されども当然のことながら この愛称も選に漏れ悔しがりけり。