第八百七十段 かきつばた短歌大会の歌
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、平成三十年五月十三日
知立市八橋にての「かきつばた短歌大会」に
事前に次の歌
灰を撒き 杜若の花 咲かせたし
花咲爺に われが代はりて
を提出し臨みけり。
歌の心 昨年と今年 二年続き
八橋にては杜若の育成が悪く
市をあげてのかきつばた祭りの開催が
中止の事態となり憂慮しての作なり。
して「かきつばた短歌大会」の結果はといへば
「面白き発想の歌…」等の評価を
給はれど、得点は伸びず
期待の知立市長より、手渡しの市長賞を逃し
悔しき思ひをいだき
折からの大雨の中、帰路に就きけり。