新編・伊勢物語 第八百十八段 製塩の技は絶えて 星原二郎第八百十八段 製塩の技は絶えて 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、平成三十年三月八日発行の 短歌誌「立春262号」に連作『塩を』を 発表し世に問ひけり。 連作の十三首目は 五百年(いほとせ)に 亘る三河の 製塩の 技は絶えたれ 海風変はらず 歌の心は昨年の秋に 西尾市吉良にある塩田体験館「吉良饗庭塩の里」にて 館長より製塩の歴史の説明を受けての作なり。 「三河吉良の海の天然塩」または 「三河湾の天然塩」との商品名にて 復活を祈りけり。