第八百九段 塩作り作業、雨の日は休み
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、平成三十年三月八日発行の
短歌誌「立春262号」に連作『塩を』を
発表し世に問ひけり。
連作の四首目は
過酷なる 塩作り作業の 日々にして
雨降り正月の 酒盛り浮かぶ
歌の心は昨年の秋に
西尾市吉良にある塩田体験館「吉良饗庭塩の里」にて
館長より製塩の過酷なる作業の歴史の説明を
受けての作なり。
製塩作業、快晴が条件なれば
降雨の日は仕事は休みにて
職人の多くは昼間より飲んでゐたとの事。