新編・伊勢物語 第七百八十二段 九州を離れる際の歌 星原二郎第七百八十二段 九州を離れる際の歌 昔、男ありけり。今も男あり。 鹿児島は指宿にある 砂蒸温泉を楽しての後 飛行機にて九州を離れ際に 歌を 九州の 神々の峰よ 火の山よ 今は罷らむ 吾はまた来む と 詠み 南九州の旅を終へ 三河の国へと戻りけり。