第七百三十一段 四字熟語の言霊の呪術力の歌
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、平成二十九年十二月十四日
短歌誌「立春261号」に連作『四字熟語』を
発表し世に問ひけり。
連作の九首目は
言霊の 呪術力あるが 和歌
俳句川柳・自由詩と違ふ
歌の心(内容)は 和歌の道の神様は
言葉を司る言霊にして
万葉集の山上憶良の歌の
「神代より 言ひ伝へけらく そらみつ
大和の国は 言霊の幸ふ国と …」
とある如くにて
言霊が宿るのは和歌のみにして
それ以外の短詩文芸にては
日本の八百万神々は
耳を傾けぬとぞ覚ゆ。