新編・伊勢物語 第七百八段 莫逆の友を悼む俳句 星原二郎第七百八段 莫逆の友を悼む俳句 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、平成二十九年十一月二十六日 京都府は与謝野町での「蕪村顕彰全国俳句大会」の 前書き俳句の部に作品 【前書き】人生の莫逆の友を突然の事故により喪ひて 天界に友逝き二十日(はつか)梅雨明けず を前もって投稿し、入賞を狙ひ参加せり。 「梅雨明けず」はもちろん暗喩にて その男の涙雨なり。 俳句大会での結果… 此の俳句作品もまた前段と同じにて 悔しき思ひを抱き会場を去りけり。