新編・伊勢物語 第四百六段 初日の出 星原二郎第四百六段 初日の出 昔、男ありけり。今も男ありけり。その男、平成二十九年の元日を無事に迎へけり。自宅マンションの東の窓よりご来光を拝み歌を 新玉の 年の始めの 初日の出 大きく丸く 赤く輝く と、詠み 一族の息災を懇ろに祈りけり。