新編・伊勢物語 第二百八十段 法師温泉 星原二郎 | isemonogatari2のブログ

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第二百八十段 法師温泉

 

昔、男ありけり。今も男ありけり。

その男、法師温泉へと惚れたる女を伴ひ行きけり。

行きて歌を

 

 ながながと 浸ればわが手 君が手も

   艶めきてあり 変若(をち)かへるごと

 

 温度よく 底より湧き継ぐ いで湯にて

   地のみめぐみは ほとほと嬉し

 

 行燈(あんどん)に 明かり点もれば 天井の

   太き梁さへ 親しきものを

 

 朝日子に 真澄のいで湯 底に敷く

   大小の石も くきやかに見ゆ

 

 難儀して 晶子も訪ひし このいで湯

   明治の御代の このあたり()

 

と詠み かってフルムーン旅行のポスター撮影にて高峰三枝子と

共演の上原謙のポーズを取りけり。