館林のつつじ人出はどうかなと思いましたが例年通りにぎわっていました。 大型観光バスも次から次へと駐車場に入ってきます。 遠くはともかく都内から近場の観光地は影響も少ないかなと感じました。 樹齢200年を超えるつつじが多くあり、種類も多く、同じつつじでも 随分と色が違う種類のがあります。 お馴染みのつつじの通り抜けを今年も楽しみました。
日本とはどういう国か国難、復興、がんばれ日本という文字がマスコミに出ない日はありません。 先々を考えると暗く重ぐるしい気分ですが、マスコミにあおられている部分もあるので、一歩引いたところで「日本」や「国家」を考える必要があるのではと感じました。 イデオロギーに左右されることにない大局的な視点で、「日本」を描いている本として鷲田小彌太さんの「日本とはどういう国か」を読み返しました。 著者は1942年生まれで札幌大学で哲学・倫理を教えていますが100冊以上の評論、エッセイを書いています。歯にきぬを着せぬ直言ぶりの硬骨漢です。一番売れたのは「大学教授になる方法」でしょう。「日本とはどういう国か」は2002年に書かれました。興をそそる内容とその骨子の的確さ、鮮度はいささかも失われていません。通り一遍のおざなりな解説、あるいは偏った日本論とは一線を画して骨太いものがあります。外国人に日本のことを聞かれたときに大いに役立ちそうです。 目次は以下の通りです。 第一章国家とは何か 1.国家とは歴史的存在だ 2.国家とは共同意識だ 3.国家とは国家権力だ 4.国家とは国益だ 5.国家とは道義(兵役と納税)だ 6.国家とは国家関係だ 7.国家とは意志だ 8.国家とは歴史的存在だ 9.国家は国民を超える 10.国家は倫理だ 第二章 日本というモザイク 1.ものまね日本 2.卑屈日本 3.島国日本 4無宗教日本 5.小国日本 6.無責任日本 7.治安日本 8.長寿国日本 9.大国日本 10.「幸福」日本 第三章 現代日本の解体 1.日本的経営とグローバルスタンダード 2.自然環境論と環境技術論 3.福祉国家論と私立活計論 4.アジア共同体と脱亜論 5.教育国日本と怠惰 6.平等国家日本と嫉妬 7.平和主義日本と奴隷根性 8.天皇と民主主義 9.海洋国家の特質 10.進化と停滞 第四章 日本の歴史像 1.ヘッドハンティングの国 2.コピーこそ独創日本の精華だ 3.日本の発明ナンバーワンは「天皇」だ 4.技術革新はお手の物 5.日本にあった内乱 6.自立の歴史を持つ国 7.従属国日本の運命 8.平和は日本の代名詞 9.経済発展だけが繁栄ではない 10.日本の宿痾
胡蝶の夢胡蝶の夢は、蝶となって百年間を花上で遊んだと夢を見て目覚めた荘子が、自分が夢で蝶となったのか、蝶が夢見て今、自分になっているのか分からなくなったという故事です。 年のせいか、自分が生まれ育った昭和20年代や父母の時代の大正昭和を懐かしむことが多くなっています。3.11以降、ノスタルジーに拍車がかかりました。 前から気になっていた懐かしの映画を見ました。 小津安二郎「長屋紳士録」とサミュエル・フラー「東京暗黒街・竹の家」です。 「長屋紳士録」は昭和22年製作で、戦災孤児と下町のおばさんのやり取りを描く人情話です。 「東京暗黒街」は昭和30年で東京を舞台にMPとアメリカギャングの闘いを描いたB級映画です。 私が見たかったのはそれぞれの映画のロケの舞台となった昭和20年代の日本の光景です。 「長屋紳士録」では東京はまだ焼け野原が拡がっています。道路は舗装されていません。 しけもく拾い、釘拾いが子供のこづかい稼ぎでした。女性はモンペ、割烹着です。 上野公園の西郷さんの付近は戦災孤児たちのたまり場です。シューシャイン・ボーイ姿に 泣けます。ちゃぶ台の横にはおひつがあります。七輪で煮炊きをしています。 「東京暗黒街」は「三丁目の夕日」と同じ年です。帝国ホテルの前の道路では都電が 走っています。人力車も盛んです。パチンコや1個づついれてはじきます。舟上生活者が います。松屋デパートの屋上は遊園地で観覧車に人だかりです。 おかっぱ頭にいがぐり頭の子供たちがいます。 今の日本から見ると当時の日本は別世界です。 当時から見ると今の日本は別世界です。 停電・断水・ガソリン不足で少しく不自由な日常生活でしたが、懐かしい感覚もありました。 さてさて、あれは別世界のことだったのでしょうか。 スカイツリーが気になるこの頃です。