理論の暗記について 4.スケジューリング(2)
(前回の続きです。)(2)受験2年目以降2年目以降の経験者の場合は、完璧でなくても1度は頭に入れているはず。経験者のポイントは、「欲張って」(なるべく)と、「効率良く繰り返す」だと思います。①9月から12月まで受験後に同じ科目の理論を覚えるのは本当に気が進みませんが、私の場合は「今年はダメかな?」と思ったときは、次年度用の理サブが発売されるとすぐに買って、マークなどをしていました。というと試験直後からすごく気合いの入った人のようですが、12月の発表までに1回転させるくらいのペースで、ゆっくりと暗記をし直していました。だってやっぱりそれほど気合いの入る時期ではありませんから。(^_^;)経験者向けの年内演習講座を取っていたときは、その演習の範囲に沿って暗記をしていただけでした。発表までの4ヶ月、わかってはいてもなかなか気が入らないときも多いです。そんなこともあり、この時期は他の資格の勉強などをしていたこともありました。新しい科目の勉強が始まっている場合もあるでしょう。本格的にスイッチを入れるのは、発表後、次の受験科目が決まってからでいいと思います。②1月~直前期前までこの時期は基本的には初学者のときと同様、経験者コースの学習計画表に沿って暗記スケジュールを立てていました。ただ、消費税法と所得税法の先生には、人と同じことをやっても合格は難しいので、プラスアルファするといい、と言われました。が、直前期まではなかなかそうもいきませんでした。ある程度暗記が完成されていればそれもありかと思いますが、そこまで精度が高くないと気付いたので。そこで年始から気分を新たに理論暗記を始めることになるのですが、ここから数えて1巡目の暗記、この初回はある程度時間をかけて、なるべく完全に頭に入るまで覚えます。もちろんこの数日後には忘れてしまいます。ただ、一度完全に入ったものは、次に思い出すときにかかる時間が圧倒的に少なくなります。この後、理論を何回転かすることになりますが、回転を重ねるごとに、思い出すスピードも速くなります。すると回転する時間も少なくすむので、結果的に回転数が増えることになります。③直前期から消費税の2年目のときは、実判のあたりから、先生の勧めもあって「欲張る」ことをはじめました。つまり、もらった理論の範囲表にいくつかプラスし、元の表は捨ててしまうことをしたのでした。さらに、実判のあとの演習からは、理論範囲無しで臨みました。暗記にまだ不安が残る場合は演習の範囲どおりに暗記を進め、演習で確認するのがいいと思いますが、この年の消費税のときはある程度進んでいると思ったので、積極的に攻めてみました。もちろん、演習での点数は取りにくくなりますが、本番ではないので、そこはもう気にしません。(^_^)所得税の2年目の場合は、さすがにそうもいかなかったので、実判は範囲どおり覚えてその範囲内の弱点を確認することに重きをおきましたが、その後は範囲無しで挑戦しました。④ラスト1ヶ月のスケジューリングについて初学者のときと同様、「最終チェックテキスト」を参考に、関連する理論ごとにグループ分けをしました。そして、そのグループ分けをもとに、それまで週単位だったスケジューリングを、日ごとに組んでいきました。お恥ずかしいのですが、昨年受験した所得税法のラストのスケジュールです。7/16から立てていたようですね。この紙を理サブに挟んでチェックしながら持ち歩いていました。7/20は予備でした。裏面には23日からの予定を。8/1からは7/26からの予定を繰り返していたのでしょう。こんな感じで本番を迎えました。長くなりましたが、スケジューリングについては以上です。