大韓航空機爆発事件の実行犯、金賢姫。

彼女は捕まった当時、蜂谷真由美という日本女性だと

主張していた。北朝鮮の工作員として招待所で日本人化

教育を受けていたのだ。


拉致被害者認定されている田口八重子さんがこの本の

李恩恵先生だと言われているが、彼女が訓練を受けながら、

見聞き交流した李恩恵先生の様子が詳しく書かれている。


拉致された日本人がどんな生活をして何を思って生きていたのか・・・

今でこそ、一部の拉致被害者家族の日本帰国が実現したことで、

いろいろなことが明るみに出てきたが、この本を初めて読んだ時は、

全く知識がなかったので本当に驚いた。


著者: 金 賢姫, 池田 菊敏
タイトル: 忘れられない女―李恩恵先生との二十ヵ月

友人から貸してもらって読んだ。

一時期ブームになったみたいだが、当然その頃

関心はなく、題名しか知らなくて、なんか宗教の

本かと思っていた。ら、違った^^;


読み始めたら面白すぎて一気に読んだ。

主人公の男性が「気づき」ながら、ペルーまで

旅をしていく過程がどきどきはらはらふむふむ

でどんどんひきこまれた。

スピリチュアルな世界に興味を持つきっかけに

なった本。


著者: ジェームズ レッドフィールド, James Redfield, 山川 紘矢, 山川 亜希子
タイトル: 聖なる予言

好きな作家は?って聞かれると少し困る。

特定の人だけを読むのではなく、積極的に

読んだことのない作家の作品を読もうとする

雑読派だからである。


若い頃はよしもとばななの本を読みまくったが

その後は特に大好きな作家はいない。

その中でもここ数年ですごいなと思う作家が

二人いる。


一人は鈴木光司。

「リング」でその緻密に計算されたストーリーの

構成に驚き、ホラーは好きでないのに、彼の

作品は全部買って読んだ。

そして、彼のデビュー作の「楽園」にいたっては

一番好きな本である。壮大なスケールで描かれる

愛の物語。よく自分の好きな人にプレゼントする。



著者: 鈴木 光司
タイトル: 楽園

もう一人は貫井徳郎。

ミステリーも普段あまり読まないのに、本屋で

偶然手にとってから、意識して読むようになった。

この人も構成といい文章といい、筆力のある作家

だなあと思う。


著者: 貫井 徳郎
タイトル: 慟哭

というわけで最近注目している作家についての

よしなしごと。


昔むかしの朝鮮半島と日本では同じ言語を話し

国家の概念もなく、自由に往来しながら暮らして

いたのかもしれない。

戦時中、朝鮮半島を訪れたことのある司馬遼太郎

にとって思いいれのある国、韓国。

紀行文というよりも歴史の本。今までとは違った角度で

朝鮮半島と日本を捉えられるかも。

秀吉の朝鮮侵略の時に3000人の部下を引き連れて

朝鮮側に投降し日本軍と戦った日本人の子孫が

住む友鹿洞(ウロクドン)の話など興味深い。


 
著者: 司馬 遼太郎
タイトル: 街道をゆく (2)

北朝鮮のエリート建築士だった張仁淑さん。

夫亡き後、3人の子供を立派に育て、優遇された

生活を送っていたが・・・

長男が海外留学先から亡命したことで

人生が大きく変わる。北の果てに追いやられ

過酷な労働を強いられ、ついに脱北を決意する。


著者: 張 仁淑, 李 聖男, 辺 真一
タイトル: 凍れる河を超えて―北朝鮮亡命者の手記〈下〉

この本は図書館で何気なく手に取ったのだけど、

想像以上の北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の

生活に驚いた。


張仁淑さんは北朝鮮ではエリート建築士。

男性も女性も関係なく同等に仕事をこなし、国家に

認められたいがために必死に働く彼女。

結婚をし3人の子供を育てながら貧乏から這い上がり

疑いもせずに国家のために働いていた彼女が

なぜ国を捨て脱北して韓国へ逃げたのか・・・。


著者: 張 仁淑, 李 聖男, 辺 真一
タイトル: 凍れる河を超えて―北朝鮮亡命者の手記〈上〉

以前は話題の本とか、雑誌で見かけた面白そうな本を

わざわざ探して買って読んだりしたが、最近そういうことは

あまりない。

話題の本は周囲の熱が冷めた頃、読んでみたりする。

もともと天邪鬼である。ブームに乗るのが嫌なのである。

でも興味がないわけではない。けど野次馬は嫌。


学生時代はテスト前や論文を書くために、図書館に行って

必要な本を探したり、テーマに沿った本を手当たり次第

買ったりもした。

今はそんな必要に迫られた本の読み方はしないから

とりあえず本屋へ行く。本屋へ行ってあらゆるジャンルの

本をざっと見ながら、特に平積みの本を見る。

大体平積みは本屋が売りたい本、話題の本が多いからだ。

小説であってもエッセイであってもやはり装丁は大事。

ビジュアル面が好みなら手にとる率も高い。

目を引く表紙があれば、手にとってパラパラめくり一部

斜め読み。その時にその本と縁を感じれば買う。

買わなくても立ち読みしただけで、自分に必要なメッセージ

や情報が目にとまることもある。

だから本屋とか図書館って好き。宝の山って感じだもん。

最近の韓流ブームで韓国語学習者も増えているらしい。

喜ばしいことである。


私が韓国語を勉強し始めたころから愛用している辞書を

オススメしたい。他社の韓日辞典よりも値段が高いのだが

内容は充実しているし、付録などもついていて役に立つ。

どうしても安く手に入れたい人は、韓国でも同じものを

金星出版から出しているので、韓国で買ったらどうでしょう。

噂によると付録が韓国人向けになっているので多少違う

らしいけど・・・。


著者: 小学館, 金星出版社
タイトル: 朝鮮語辞典
この本は、私が韓国に住んでいた時、日本人の友人が
くれたもの。
先日、自ら命を絶った鷺沢萠の韓国留学体験記だ。

韓国について何も知らなかった作者が二十歳を過ぎてから

自分の祖母が韓国人だったと知り、韓国に興味を持ち

留学する。自分は日本人か韓国人かキョッポ(在日韓国人)か。

とまどいながらも、友人達と交流を深めながら、まずお隣の国を

知ろうと体当たりで書いたものだ。


私も19歳の時に、父が幼いときに平壌で暮らしたことがあると

聞き、驚いたことがある。大学に入ってから独学で韓国語を

学び始めたばかりの頃だった。その時私が韓国と出会ったのは

偶然ではなかったのだなあ~と思ったのだった。

きっと一生関わっていくのだろうな・・・と。


著者: 鷺沢 萠
タイトル: ケナリも花、サクラも花

私は本が好きだ。

正確に言うと「活字」が好きだ。

子供の頃から読書が好きで、親がもう遅いから寝なさいと言っても

本を手放さず、部屋の電気を消されても、隣の部屋からもれる灯りで

続きを読んでいるような子だった。

市の図書館に行き、親の図書カードを利用してまでも自分の本を

たくさん借りていた。

小学校の図書室もお気に入りで、図書カードに借りた本の名前が

たくさん書かれることに喜びを感じていた。


大人になった今は本を読むのはほとんどが通勤電車の中。

小一時間電車に揺られるので、小説なら結構読めるのだ。

もし手持ちの本がないときは、車内広告を熱心に眺めたり、他人の

読んでいる新聞や本をそれとなくちらみしながら活字を追っている。

町でフリーペーパーを見かけると持って帰らずにはいられない。

情報を得る目的もあるが、やはり活字が読みたいのだ。

おかげでうちには紙ごみが溢れている。困った癖だ。


本を捨てることが苦手。

愛着がある本でもない本でもやはり捨てることは出来ない。

増え続ける本の処分には確かに困るが、捨てるくらいならただで

読んでくれそうな人にあげたほうがいい。

将来は天井までの本棚を部屋中に備え付けた書斎を作り、

本に埋もれて暮らしたい。