この本は、私が韓国に住んでいた時、日本人の友人が
くれたもの。
先日、自ら命を絶った鷺沢萠の韓国留学体験記だ。

韓国について何も知らなかった作者が二十歳を過ぎてから

自分の祖母が韓国人だったと知り、韓国に興味を持ち

留学する。自分は日本人か韓国人かキョッポ(在日韓国人)か。

とまどいながらも、友人達と交流を深めながら、まずお隣の国を

知ろうと体当たりで書いたものだ。


私も19歳の時に、父が幼いときに平壌で暮らしたことがあると

聞き、驚いたことがある。大学に入ってから独学で韓国語を

学び始めたばかりの頃だった。その時私が韓国と出会ったのは

偶然ではなかったのだなあ~と思ったのだった。

きっと一生関わっていくのだろうな・・・と。


著者: 鷺沢 萠
タイトル: ケナリも花、サクラも花