天使:「プレイディヴェーグ、ボンドガール、ウォーターリヒト、サクラトゥジュール、ジュンブロッサム、人気馬はみんな差し馬。サクラトゥジュールは2走前に関屋記念で2番手に行ったとは言うても、かかりぎみに行ってしまって13着に敗れているだけに『差し』に徹したいはずやねんな。前に行くんは1枠2番のメイショウチタンか、8枠16番のセオぐらい。この2頭、京都金杯と枠の内外が逆で今度はメイショウチタンの方がハナ切るかな?3ハロン35秒前後のスローな流れになりそうや。差し馬はよほど『切れ味』を生かす瞬発力のある馬でないと、対応は難しいかもな」
悪魔:「土曜日の芝の競馬でも、3ハロン33秒台の上がりは1頭だけ。良馬場やのに、いまの東京は上がりがかかりそうで後ろから『直線一気』は難しそうやね。ただ、このレース、外の7枠にゴートゥファースト、マテンロウスカイ、行く気なら行ける馬もいてるから、これらが好スタートから前を取りに行ったら、大外からセオも上がって行って、そこそこのペースになるんとちゃう?まぁ、わからへんけど」
僕:「マテンロウスカイの鞍上・横山典弘は思い切った乗り方をする大ベテラン。前行く馬が少ないと見れば、スタートから出て行く可能性はあるね。セオも京都金杯では逃げて、セルバーグが来て2番手。それで0.3秒差の4着に粘ったから、今回も出来るだけ前で戦いたいはず。大外からでも、無理には飛ばさないだろうがそこそこは行くはず。また、人気の差し馬も射程圏を狙って早めに上がって行くだろうし、後方一気はムリでも中団ぐらいからなら届くんじゃないかな。 中心はボンドガール。ちょっと前向き過ぎて折り合いに多少不安があるだけに、距離が1800m~2000mのここ3走は後方からの競馬。その前のマイル戦では好位からが多く、ニュージーランドトロフィー2着。2枠4番、好枠に入り好位から直線抜け出しを狙うはず。 別定で斤量55㌔も有利。 5歳牝馬、まだ7戦4.2.0.1のブレイディヴェーグ。唯一の着外は、前走のマイルチャンピオンシップ0.4秒差4着。スタートはあまり速くない馬だが、3ハロン33秒8のマイルチャンピオンシップで17頭立て9番手だから、そんなに後方からにはならないだろう。鞍上・C.ルメールに期待。 8歳という年齢には不安しかないが、現実に8歳の前走、京都金杯を勝ったサクラトゥジュール。外すワケにはいかないだろう。クビ、クビの僅差だが、ハンデ58㌔で、57㌔の2着ウォーターリヒト4番人気、3着ロジリオン2番人気を破ったのだから。去年の東京新聞杯、同じ1枠1番から6番手追走、差し切り勝ち。再現近い成果は上げられそうだ。 京都金杯2着のウォーターリヒト。マイル戦は5戦2.1.1.1、唯一の着外はNHKマイルカップ8着。この距離は得意か。スタートは遅く、速くても中団後方は不安だが、NHKマイルカップ以外はマイル4戦すべて上がり最速。『切れ味』瞬発力が生きるのは、前半スローで馬群が固まったレース。 あと、アナ馬として上げたいのがオールナットと、マテンロウスカイ。 オールナットは4歳、3勝クラスの嵯峨野Sを勝ったばかりのこれからの馬だが、母系には古き名馬でステイゴールドがいる良血。半姉ショウナンパンドラは秋華賞・ジャパンカップとG1・2勝。オールナットは1,7,3,2,1,4,1,1着と、急上昇線で『良血開花』を目ざすところ。好位から早め抜け出す戦法で、重賞戦線に名乗りを上げるか。 アメリカンジョッキークラブ2着、鞍上・横山典弘で場内をアッと言わせたマテンロウレオ。同じく鞍上・横山典弘で、馬券圏内突入を狙うのがマテンロウスカイだ。去年の天皇賞秋5番手から5着、マイルチャンピオンシップを15番手から14着。敗北続きだが去年2月の中山記念は3番手から1着。作戦ひとつで重賞制覇の力を持つ馬。それを知り尽くす大ベテラン鞍上・横山典弘。ゲートが開くや、『秘策全開』か」
天使:「なるほどな。ほな、買い目いこか」
僕:「馬単ボックス、①④⑥⑦⑫⑭、30点×100円。
3連複ボックス、①④⑥⑦⑫⑭、20点×100円。
3連単、ボンドガール・ブレイディヴェーグ2頭軸マルチ④⑦-①⑥⑫⑭、24点×100円」
天使:「おっしゃ。ほな、それでいこか。ではでは」