言葉の「オバサン化」改善計画 ③オバサン化の定義と4つのトレーニング | Isarimaのブログ―日々コツコツ

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香港在住のワーキングマザーの日常生活を書いています。

前回の本のリンク。
ちゃんと貼れていなかったみたいなので、再度やってみました。

これでうまくいくかなぁ。

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この作品を読んで、

言葉の「オバサン化」ってなんだろうと考え、以下のように仮定してみました。
ほとんど、前述の叔母さんの状態と重複しますが。


①話し言葉が文章として成り立っていない。
 思いついた単語から口にでたり、主語が必要以上に抜け落ちたりする。

②話が頻繁に跳ぶ

③「あれ「あの人」など思いつかない言葉をあいまいな表現で使う。

④自分の話ばかりをして人の話を聞かない。


ちなみに、「オバサン化」としたのは、
私が女性ということももちろんありますが、

この「意思的に言葉を選択する力」が、
論理的な話を求められない「家庭の主婦」において顕著にみられる
私が解釈したためです。


この内容を決めたあと、あれ・・・・と気づきました。

それは、私が今まで兄弟や夫に言われ続けた事とかなり重複していたからです。


今までの事を振り返ると、

人の話をさえぎって自分の話したい事を話したり、
思いついた言葉を先に口にするため話し言葉が文章として成り立っていない事が
頻繁にありました。

それが、ここ1年の「半ひきこもり生活」で、
一気にひどくなってきたのかもしれません。


このままではマズイ・・・・。
完全なオバサン化状態になったら、
再就職どころではない・・・・・。


危機的な状況にあると私は判断し、

早速以下の「4つのトレーニング」を始めました。


[トレーニング 1 「あれ」「あの人」というのを止める。]


言葉が思い出せなくなったときに出てくるこの言葉。
つい出てくるのですが、その都度「思い出してから正しい言葉を発するように」しました。

どうしても思い出せない時だけ、その言葉の説明をして、
相手にその言葉を引き出してもらうようにしました。


[トレーニング 2 きちんとした文章で話す]

どうしても、家族の間では話し言葉に関しても気を抜いてしまうのですが、
それを律して、ちゃんと文章になるような会話をするようにしました。

例えば、子供に遠くにある広場にヤシの木が植わっていたのを説明するときに、
「あっ、ヤシの木!」でなく、
「ヤシの木が向こうの広場に沢山あるね」

と話すということです。

また、子供が「イチゴ!」と話しかけてきたとき、
「そうね、あそこにイチゴ模様の水着を着た女の子がいるね」
その単語を文章化する事も始めました。


[トレーニング 3 言葉の「オウム返し」を習慣づける]


これは、前述の本でも効果的な方法として紹介されていました。

人と話すとき、
その話をうんうんと聞くだけでなく、
定期的に言葉を「オウム返し」をするようにしたのです。
(あまりやりすぎても変なので、適度な回数にした方が良いです)

このオウム返しは、主に以下の2つの効果があると考えています。

①相手としても、「途中でその話をさえぎられない」ため気持ちが良い。
 結果としてコミュニケーションがより円滑化する。

②「オウム返し」は、相手の話を傾聴していないとできない作業。
 そのため、自分の「聴く力」も向上する。
 合わせて、良くわからなかった言葉を「オウム返し」する事で、
 自分の語彙も自然に増えていく


[トレーニング 4 ニュースの音読]


音読も、本の中で効果的な方法として紹介されていました。

携帯などでニュースを良く読んでいるのですが、
時々、その内容が「よくわからない」事があったのですが、
その時に、そのニュースを「音読」する事を始めてみました。

そうすると、そのニュースの中に「わからない単語」がいくつか含まれている事がわかるのです。
その後、その言葉をいったん電子辞書やネットで調べて、
再度そのニュースを音読してみます。


そうすると、最初に比べてニュースの理解度が一気にあがります
そして、調べる事によってさらに自分の語彙力も向上するのです。





*最後に


このトレーニングをはじめて、約2週間たちました。
まだまだ、完全な「改善」とまではいきませんが、
完全な「オバサン化」を食い止める事は出来たと思います。


と、最後まで書いてみて、改めて思いました。

それは、このトレーニングが、「外国語の習得にも応用できる」ということです。


日本語も外国語も
元は同じ
「こういう概念をこういう言葉であらわすという約束事」なのです。


もし日本語で効果があったら、英語や中国語の学習にも取り入れていこうかな、と
考えています。