以前こんな事がありました。
年に数回も会わない親戚の叔母さん。
とってもおしゃべりが大好きな方なので、いろいろ話を聞いたのですが、
その話している内容が時々「理解できなくなった」のです。
なんでなんだろう、と考えた所、その話し方にはこんな特徴がありました。
①主語が抜ける。
②「あれ」、「あそこ」、「あの人」などの抽象的な言葉が多い。
③話が頻繁に跳ぶ。
④話に登場する人物や場所などの、その方の「身の回り」の事情を私があまり知らないにも関わらず、
それに関する追加の説明などがない。
おそらく、いつも一緒にいる叔父さんや、叔母さんの近所のお友達などは、
それでも理解できるでしょう。
でも、生活環境も違う、年齢も違う私には違います。
その時は、悪いなぁ、と思いつつ、最後の方にはかなりの話を「聞き流して」しまいました。
「ああはなりたくないなぁ」とその時の私は思ったものです。
しかし、その時の私は知らなかったのです。
私自身が、着実にその叔母さんと同じ運命になりつつあったことを・・・・。