このブログを見て頂いている皆さん、如何お過ごしでしょうか?。
今回は、前回のブログでご覧頂いた、「ヴィソキ、デジャニ修道院」から離れ、ペヤの街にあるもう一つの「ペーチ総主教修道院」へ移動する過程をお伝えしたいと思います。
ひとり旅の醍醐味は、行きたい場所を楽しむと同時に、行きたい場所に到着するまで、様々なハプニングや想定外のトラブルに遭いながら辿りつきます。
その模様をお伝えし、私自身もこのブログで「記録」しておこうかと思っています。
午前中に辿りつき、見学出来た「ヴィソキ、デジャニ修道院」を後にします。
デジャニの市内中心地に戻ります。
通り道途中の自宅の柵から身を乗り出す猫ちゃん。
行きの時もこの恰好で、帰る時もここでまっててくれたようで、思わず1枚📷。
猫ちゃんを通り過ぎた後、バス通りへ。
コソボ紛争の時の、英雄なのだろうか?。
こうした銅像は、コソボの中で良く見かけます。
そして、年号が「1999」前後で書かれていることが多いのです。
1999年あたりは、コソボ紛争で1番激しかった時だったからな~。
そんな物思いに更けるより、ペヤに戻るバスを探さなければなりません。
デジャニの街は、けっこうのどかで、道路を見渡せば、こんな乗り物が…。
私が住む、東北地方の街よりも、古い農作業の作業車が通ります。
改めて、今は多少は平和になったのですね~。
そんなことより、バスに乗らなきゃ。
デジャニの中心地っぽい所で、地元の方にバス停はどこかを訪ねます。
「この辺で待ってれば大丈夫だよ」
「ここは反対側に行くバスしか泊まらないから、反対側のバスの標識を探して」
「バスが来たら乗りたいと合図すれば乗れるから、どこでも大丈夫だよ」
皆さんの答えがちが~う(T.T)。
とりあえず、バスの標識を探しに歩きますが、見当たらず。
そうこうしてるうちに、バスが見えてきたので、イチかバチか、手を挙げて合図してみました。
そしたら、本当に留まってくれました。
コソボのバスの乗り方の正しいルールは今もってわからないのですが、
全体的に見ていると、降りたい所で降ろしてもらい、乗りたい所で乗せてくれる路線もあるようです。
そして車内は、前側の座席が空いたら、前へ前へと詰めて座るのが、この国のバスのマナーのようです。
観光ツアーでは味わえない、こうした地元の交通機関を直接体験できるって、貴重な体験ですね。
デジャニからバスに乗ること約15分、ペヤの街に再び戻りました。
さあ次は、「ペーチ総主教修道院」へ向かいましょう。
ペヤの街は賑わっているとガイドブックには書かれていましたが、この日は日曜のためか、バザールっぽい所では殆ど人がいません。
少し寂しくもあり、静かで、何だか冒険している高揚感もあります。
おそらく、バザールのメインストリートっぽい所ですが、いい感じでのどかです。
ペヤの街はルコヴァ渓谷のすぐ近くにあるため、周りの風景もなかなかいいです。
ただ少し気になるのは、地元の方達が私の顔をジロジロ見たり、「ハロー」と声を掛けてくれたり。そして遠くから写メを撮られたり❕。
えっ、なんで(゚o゚)。
我々のようなアジア系の顔立ちを見ることが珍しいのかな~?。
バザールの奥まった所にある水飲み場です。
ここをいい角度から撮影しようとしていると、私のことを見ているおじさん達がいました。
ちなみに、このペヤの街で、挨拶されたり、握手されたり、遠くから写メを撮られたりと、何かと私を興味深く見られました。
この街にも日本人観光客とか来ているかと思われますが、まだそう多くはないようです。
近年、中国系の方達の観光ラッシュで、様々な観光地で中国系ほ方達を多く見掛けますが、ここコソボでは皆無でした。
その理由として、この「コソボ共和国」としての位置の難しさもあります。
2008年にセルビア共和国から独立しましたが、「コソボ共和国」を1国の「国」として全ての国が承認したわけではありません。
2018年4月時点で、「コソボ共和国」を承認しているのは、日本含め、111カ国あります。
しかし、それに伴いこの国を承認していない国も多数あります。
承認しない国々は、国内で独立問題など抱えている等が主に挙げられます。
セルビア共和国は勿論のこと、スペインやロシア、中国等も未承認なのです。
そのため、様々な国々に人材を送り込んでいる中国の人達は、この国には入れません。
台湾や韓国の方々は承認してるので、コソボには入れますが、まだまだ訪れる人が少ないのでしょうね。
アジア系の顔立ちを画像でしか見たこともない人もいるのかもしれませんね。
話し掛けられたり、握手されたりもしました。
いま思えば、共に写真ぐらい一緒に撮れば良かったな~。少し後悔してます。
だいぶ脱線しました💦。
話を進めましょう。
バザールを抜けると、賑わった広場に到着。
子供達は遊具で遊び、大人たちもアイスを食べたりお茶していたり。のどかな光景が。
そして、私のことをジロジロ見ている(._.)。
わんちゃんも、警戒心なくお昼寝。
目的地の修道院に向かうべく、更に奥地へと進みます。
この二匹、どこを見てるのでしょうか?。
引っ越しをして取り壊し中なのか、それとも民族対立で襲撃されたのかわかりませんが、こうした建物も多くありました。
まして、ここペヤの街は、セルビア系総主教修道院がある所だから、致し方なくここから離れたセルビア系の方も多いはず、、、。
そして、広場から歩くこと約15分。ペーチ総主教修道院の入口に到着しました。
ここで、午前中に行った修道院と同様、NATO軍が管理しており、パスポートチェックしたり所定用紙に記入したり。
そして、午前中に行った修道院と同じく入館証をつけて入館します。
入口から修道院の建物まで、約5分程再び歩きます。
市内中心地からはだいぶ離れたため、ルコヴァ渓谷の景色と修道院への道のりが綺麗にコントラストします。
さあ、修道院の敷地内の入口に辿り着きました。
次回は、「ペーチ総主教修道院」の中の様子をお伝えしたいと思います。
ここの修道院も、予想外の荘厳さがあり、そして条件つきで一部撮影も許されました。
最後まで見て頂いき、ありがとうございました。
ちゃお